2011年ベストディスクを発表します!

2011年のベストアルバムも発掘されたので貼っておきます!!

 

10. 『Belong』 The Pains Of Being Pure At Heart

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NYのインディーバンドの最新作。ま、この情報だけで想像できるような内省感あふれるインディーサウンドを基本線としながらも、もの凄く彩り豊かでキラキラしてる。そう、キラキラしてる。この手のバンドが基本得意でない自分が聴いても間違いなくいいと思える。フジロックでのステージも衝撃的だった。

 

9. 『STOUT』 ストレイテナー

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新作が言うまでもなく最高だったけど、こっちの方がよく聴いたのであえてこちらを。セルフカバーだけど、個人的にはどう聴いても新作でしょこれ。一つの物事をやり続ける尊さを圧倒的に感じる。体脂肪率5%以下みたいな超細マッチョ系のサウンドフォルムは、同じ日本人としてクソ誇らしい。そして、クソ嫉妬する。

 

8. 『El CaminoThe Black Keys

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待ちわびた新作が今年やっと出た。このブルースロックは2011年の音じゃないかもしれないけど、でも懐古趣味でもない。日本じゃ絶対流行らないと思うけど、ロックの中毒性が詰まってる。来年フェスで見たいバンドナンバーワン。フジロックでよろしく。

 

7. 『Wasting Light』 Foo Fighters

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僕が言っても説得力ないけど、まぁ最強じゃんということで。1stが出た高校生の頃から聴いてるけど、昔の方が良かったなんて全然思わないな。変化し続けてるのに、ブレてない。デイヴ・グロール、リスペクト。

 

6. 『The World of Pandemonium』 the HIATUS

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ここまで突き詰められるとグゥの音も出ない、そんな1枚。従来型のロックのテンプレートを破壊して進むthe HIATUSには敬意しかないです。大衆迎合のエンターテインメントとは一線を画す、ある意味芸術的ロックアルバム。美しく、凛々しく、かっこいいのです。

 

5. 『Dawn』 akutagawa

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山形出身の5人組、akutagawaの最新作。もう日本のエモーションを表現させたら間違いないと思う。エモい。うねるような激情ボーカルと泣きのギター。彼らの集大成的な1枚。超推薦盤。

 

4. 『The Big Roar』 The Joy Formidable

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ウェールズの3人組。密かに期待していたバンドだったけど、想像以上の快作。ノイジーなギターを中心としたシューゲイザー系のサウンドながらも、紅一点のRitzyのカワイさと破壊衝動のコントラストがゾクゾクする。憂いを帯びてるけど、濁りのない美しさ。とにかく生でライヴが見たい。

 

3. 『New Age』 Miila and the Geeks

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個人的なテーマでもあった”究極のオルタナティブ”に応えてくれた脅威の新人の1枚。HIP HOPやロックのクロスオーヴァーが中毒性の高い1枚。Moeちゃん、小森さん、最強戦士カオルちゃんの強烈な個性も含めて大好き。Moeちゃんが別にやってるHIP HOPユニット、LOVE AND HATESもオススメ。

 

2. 『Odd Soul』 MUTEMATH

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The Beatlesがもし今年アルバムを作ったなら、こんな感じだったんじゃないかと思う1枚。いや、褒めてるんですよ。この人たちの場合、どんどんシンプルになっていくのに、どんどん有機的というか肉体を感じさせるサウンドを作っていて驚愕する。オシャレと破天荒のハイブリッド。まさに2011年最高のロックアルバム。サマソニおよび単独来日のライヴも非常にヤバかった。

 

1. 『Calling』 あらかじめ決められた恋人たちへ

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結局、1年間で一番聴いたってことでこれ。3/11以降最初に見たのが彼らのライヴだったことも多少なり影響しているかも。彼らの音楽の場合、歌詞という形での言葉のメーセージはないけど、タイトルの”Calling”の持つ意味が重かった。俺を呼ぶ声、あなたを呼ぶ声。Calling。今年の自分の感情が一番反映された一枚。

 

【2011年ベストディスク】
01. 『Calling』 あらかじめ決められた恋人たちへ
02. 『Odd Soul』 MUTEMATH
03. 『New Age』 Miila and the Geeks
04. 『The Big Roar』 The Joy Formidable
05. 『Dawn』 akutagawa
06. 『The World of Pandemonium』 the HIATUS
07. 『Wasting Light』 Foo Fighters
08. 『El CaminoThe Black Keys
09. 『STOUT』 ストレイテナー
10. 『Belong』 The Pains Of Being Pure At Heart