アイドル楽曲大賞2015 個人的な投票結果とか
今年もアイドル楽曲大賞に投票してましたので、その投票結果などをここで晒しておきます。
昨年に比べると、(BiSが解散したことが大きいけど)聴いたアイドル楽曲の数は単純に減ったなと思いますが、その中でも印象に残ったものなどを挙げました。
では。
メジャーアイドル楽曲部門
・Negicco「ねぇ バーディア」
順位はつけていない、とは言いつつも、この曲が抜群だったような気がします。いまのNegiccoの存在感やサイズ感にピッタリとハマった1曲。この先のNegiccoがどうなるかはさておき、キャリアにとって最も大事な1曲になると思います。レキシ 池ちゃんのベストワークです、本当に。
・BABYMETAL「Road of Resistance」
BABYMETALって、楽曲やコンセプトにメンバーが付いてきていない感じが面白かったりもしたんですけど、この曲は初めてメンバーが追いついてきたというか、なんとなくヘヴィメタルを理解し始めた感じがして、結果としてすごく重要な位置付けの曲になった気がします。初めて聴いたときはDragonforce feat. SU-METALにしか聴こえなかったたんだけどなー。
・ずんね from JC-WC「14才のおしえて」
吉田凛音x蒼波純という組み合わせのいびつさや不完全さを、大森靖子xサクライケンタの想像力もとい妄想力でもって埋めるんじゃなくて増幅させちゃってます。うまく言えないんですが、ギリギリアウトのJ-POPって感じです。
・清竜人25「A・B・Cじゃグッと来ない!!」
初めてこのMVを見たとき、清竜人の突き抜けたアイドル性に震えました。夫人とかどうでもいいです。
・ミライスカート「ナモナイオト」
この曲のagehasprings感(いや、agehaspringsなんですけど)とかメジャーというフィールドを、ミラスカには上手く利用しちゃって欲しいなって思ってます。どうも不幸が似合いそうなイメージがないこともないんですが、下品な方向にだけは行かないで欲しい感じです。
インディーズ/地方アイドル楽曲部門
・BELLRING少女ハート「asthma」
アイドルのライブに新しい盛り上がり方を提示してしまったという点で、この曲の影響はあまりに大きく、もはや罪であると言いたいレベルです。信じられないくらいの名曲。
・虹のコンキスタドール「トライアングル・ドリーマー」
こういうタイプのアイドルソングは正直全然好きじゃない、と思ってたんですが、めっちゃ聴いてました。無軌道でピュアでエネルギーの持っていきどころが定まっていない感じに、「Future Diver」を出した頃のでんぱ組.incを重ねて見ているような気がして、もしそうだとすれば、もふくちゃんの思うツボだったのかも知れません。
・Maison book girl「bath room」
この曲の纏っている空気感だけでもう勝負はついているというか、ある種アイドルソングとしての主張のなさによって、音楽の魅力が抜群に引き立っていると思います。一見複雑そうに見えて、実はめちゃくちゃシンプルで、あんまり頭を使わずに聴ける感覚。
・ゆるめるモ!「Only You」
変態。変態的魅力が完全に器から溢れてる。参りました。
・おやすみホログラム「誰かの庭」
こういう楽曲を、このアレンジで、このヴォーカルで聴かせられるのが、おやすみホログラムの魅力だなぁと思います。経験の積み上げとかセオリーとはまた違うところで、メンバーの2人もプロデューサーの小川さんもセンスが良いなぁと感嘆しています。
アルバム部門
・BELLRING少女ハート 『UNDO THE UNION』
・おやすみホログラム 『おやすみホログラム』
・バンドじゃないもん! 『Re:start』
昨年末リリースのため、いわゆる"年間ベストアルバム"ブームからはこぼれた感がありましたが、ベルハーの『UNDO THE UNION』というアルバムは、想像以上のボリュームで狂気を詰め込んだ音楽性と装丁の見事さが際立っていた作品だと思います。
おやホロとバンもんのアルバムは、単純なシングル曲・既発曲の詰め合わせではない、作品としての完成度とこだわりが印象深かった作品なので選びました。
推し箱部門
色々な期待を込めて、Maison book girlに。
以上です。