【ATATA全曲レビュー】Newborn / ATATA【15】

ATATAの全曲レビュー、ぼちぼち続けていきます。

ワンマンライブはもう今週か。早いなー。

 

Newborn

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最新アルバム『JOY』の冒頭を飾るこの曲、「Newborn」。

16年1月14日にiTunesで配信リリースした後、1月16日には会場限定版を発売開始。その後1月末からの全国ツアーを経て、6月1日に全国流通盤をリリース。その局面ごとにいろんな物語を生み出してきたこのアルバムのイメージ、明るさや楽しさ、ATATAの新たなステージの感じというのは、1曲目であるこの曲の印象がもたらしていると言っても決して大袈裟ではない。

フィルターがかったギターリフから一気に視界が開けるような厚みのあるイントロのインパクトは抜群で、 ライブではリリースの半年以上前から披露されていた曲であることも手伝ってか、いまやATATAのライブの始まりを告げる曲として大いに機能している1曲である。歌い出しの<ハロー、エブリワン>で客席から一斉に拳が突きあがる様も、最後のサビに向かう<汚れてしまった手>の大合唱もすっかり定着してきたように思える。

この曲は希望の歌だと思う。今年の1月から4月にかけて行われた全国ツアーは、全て昼公演(およそ12時開演)かつ全会場において会場内禁煙とされていたため、子供連れのお客さん、しかも未就学の小さな子供を連れたお客さんの姿もよく見ることができた。特に八戸や仙台、高松といった都心から離れた会場においてそれが目立っていて、そういった子供立ちにとっては初めてのライブ、初めてのライブハウスがそのATATAのライブだったというケースもあったようだ。

BON JOVIの「Just Older」という曲に<I’m not old – just older = 古くなってはいないよ、ちょっと年を取っただけさ。>という歌詞がある。ATATAのメンバーだって年齢を重ねて、子供ができたり、会社の中で偉くなったりしていく中で、もう若手ぶることはできないけど古臭くなることなんて決してなくて、ちょっと年喰ったけど、その分新しい希望もちゃんと産まれてるよって、そんな曲な気がします。

 


2016.9.22(祝・木)
渋谷 TSUTAYA O-WEST

ATATA Presents [ATATA ONE-MAN SHOW!!!]

open 17:00 / start 18:00
前売 2,500yen / 当日 3,000yen (ドリンク代別) 
【Ticket Information】
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※チケットは新曲のダウンロード機能付きです。