ハイレゾミュージックBARなるものが始まるらしい。

f:id:deathtofalse:20150113183613j:plain

キュレーション型音楽メディア「Spincoaster」を運営する株式会社Spincoasterが、『世界初のハイレゾ・アナログミュージックBAR』なるものを始めるとのことで、クラウドファンディングが始まっています。

 

ハイレゾはさておき、まぁ時代は「シェア」ですよね。家も車もそうだし、自分も全てのものがというわけではないですけど、所有しなくていいものや、特に所有するにはコストが高すぎるものはなるべく他人とシェアしていくというのが、時代に順応した僕らの生き方だと思います。

それに、結局ハイレゾの普及を遅らせている大きな要因の一つは、視聴環境の整備にかかる圧倒的なコストの大きさでしょう。ハイレゾは本当にいい音か、あるいは音楽をいい音で聴きたいかどうか、という問いはちょっと的外れで、それはちゃんとした環境で音の聴き比べをした上で各々が考える問題だろうと思います。


世界初!ハイレゾとアナログを楽しめる高音質ミュージックBARが創りたい! - YouTube

 

だからまぁ、このような試みで誰でも気軽にハイレゾの音を楽しめる空間ができるのは、実に歓迎すべきことだと言っていいでしょう。

 

と言ってもまぁ、なんか"いけ好かない感じ"がしちゃうんですよねぇ。

そもそも、テーブルチャージの掛かるバーなんて滅多に行かないし、むしろ安居酒屋ですらお通し断りたい派の人間ですし、オシャレとも無縁な人間ですし、もっと薄汚い場所で音を聴きたいなぁ、みたいな。それに昼間はコワーキングスペースになるらしく、あれですか、みんなしたり顔でMacBook開いて、スタバのコーヒーとか飲んじゃうあれですか。苦手。本当に生きてる次元が違うんじゃないかってくらい苦手。そういうハイ・コミュニケーティヴな空間はなんか胃袋がキュッとなるので、近寄るのも苦手なくらいでしてね。

 

でも、ただ一つ言える事があるとすれば、そうやって音楽とかの領域で何かやるぞって旗を揚げた奴の元には、ちゃんとヒトもカネも集まってほしいって思うし、それは自分もそうやっていつか旗を揚げるかも知れないわけですから、余計にそう思います。これからの世界は、もっともっとミクロなところで、それぞれが得意なことを実現しながら有機的につながっていくことが生存戦略になると思うし、だから国とか大企業とかに神頼み的に何かをお願いするのとは全く異なるこういう試みは(少なくとも)僕にとってはきっと正義だろうと信じています。

でもまぁ、それと出資するかどうかは別な話だけど。

 

だいたい僕はひきこもりだし、オシャレなバーとか嫌いだし、耳悪いからたぶんハイレゾとかもわかんないし、何よりテーブルチャージとかも払いたくないんで、くだらねえとつぶやいて 醒めたつらして1万円投資しましたけどね。


世界初!ハイレゾとアナログを楽しめる高音質ミュージックBARが創りたい! | クラウドファンディング - Makuake(マクアケ)