2015年ベストディスクを発表します! Part.4(11位~15位)

年末で時間があるのをいいことに、さらに年間ベストの発表を続けます。というか、こんなに細切れ(5作品ずつ)にしなければ良かったな...

ここでは11位〜15位の5作品です。

では。

 

15位:ゆるめるモ!『YOU ARE THE WORLD』

f:id:deathtofalse:20151231043440j:plain

アイドルの究極の効果って<肯定>だと思う今日この頃、この『YOU ARE THE WORLD』というタイトルはそのど真ん中を射抜いているな、と感じずにはおれません。もちろんメンバーそれぞれに個性があって大好きなグループですが、あのちゃん(水色担当)がここに立っているのは何故かというところに、ゆるめるモ!の強烈なアイドル性を感じてしまうんですよね。ただ<曲がいい>では済まされない、アイドル作品界の金字塔的1枚。

www.youtube.com

 

14位:Alabama Shakes『Sound & Color』

f:id:deathtofalse:20151231043500j:plain

Alabama Shakesの2ndアルバム。リヴァイヴァルがどうこうというより、もう単純にサウンンドプロダクションの先進性にぶっ飛ばされましたね。テクノロジーの使い方が完全に正解という感じ。その上で、この人たちのやってることに上っ面感がなく、血液のレベルでソウルやブルースを鳴らしている感じがシビれます。Brittany Howardというボーカリストの存在感も群を抜いていました。

www.youtube.com

 

13位:Between the Buried and Me『Coma Ecliptic』

f:id:deathtofalse:20151225161553j:plain

なんかもう、初期のブチ切れカオティック・ハードコアをやっていた彼らの面影はかなり薄まって、めちゃくちゃテクニカルなプログレッシヴ・ハードコアを演っているんだけど、展開の妙をフックにするというよりは、伝統的なプログレに根ざした音楽的な豊満さが完全に支配していて驚愕しました。普通に、Dream Theaterに比肩するレベルのバンドになったと宣言しているアルバムだと思いますよ、これ。曲単位でのドラマ性も十分で、今年リピートしまくった1枚です。

www.youtube.com

 

12位:OMSB『Think Good』

f:id:deathtofalse:20151231043616j:plain

今年は本当に日本のヒップホップが豊作だったと感じる年で、その中で自分にとって最もインパクトがあったのがこの作品。映画『THE COCKPIT』を見た影響も少なからずあるけれど、OMSBというラッパーの真っ直ぐさやタフさがギッチギチに詰め込まれていて、聴くたびに震えるし勇気が出る。

www.youtube.com

 

11位:High on Fire『Luminiferous』

f:id:deathtofalse:20151231043631j:plain

Matt Pike率いるHigh on Fire、待望の7thアルバムは過去最高にアグレッションを前面に押し出したクレイジーな傑作。爆走漢気ロックンロールよろしくな「The Black Pot」をはじめとして、ConvergeのKurt Ballouプロデュースによる高音圧な仕上がりはメタル魂を揺さぶります。血沸き肉踊るとはまさにこういう作品に対する形容詞だよ、まったく。最高だよ最高。日本にはいつ来るの?

www.youtube.com


01位:Sufjan Stevens『Carrie & Lowell』
02位:bacho『最高新記憶』
03位:Deafheaven『New Bermuda』
04位:NOT WONK『Laughing Nerds And A Wallflower』
05位:ACO『Valentine』
06位:Discharming Man『歓喜のうた』
07位:Refused『Freedom』
08位:Have A Nice Day!!『Dystopia Romance』
09位:Hiatus Kaiyote『Choose Your Weapon』
10位:おやすみホログラム『おやすみホログラム』
11位:High on Fire『Luminiferous』
12位:OMSB『Think Good』
13位:Between the Buried and Me『Coma Ecliptic』
14位:Alabama Shakes『Sound & Color』
15位:ゆるめるモ!『YOU ARE THE WORLD』
16位:Baroness『Purple』
17位:前野健太『今の時代がいちばんいいよ』
18位:Coheed and Cambria『The Color Before the Sun』
19位:David Gilmour『Rattle That Lock』
20位:VIVISICK『NUKED IDENTITY』
21位:The Weeknd『Beauty Behind the Madness』
22位:本日休演『けむをまけ』
23位:Ghost『Meliora』
24位:Tame Impala『Currents』
25位:Steven Wilson『Hand.Cannot.Erase』
26位:Kylesa『Exhausting Fire』
27位:Faith No More『Sol Invictus』
28位:快速東京『レッドブル―』
29位:Hurts『Surrender』
30位:Burgh『テクノ・ナルシスのすべて』